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独学・未経験・30歳過ぎ・幼い子持ちの採用四重苦からWEBデザイナーになった方法_2

  

私がWEBのお仕事を始めたのは、20世紀中のことですから
求められる最低スキルというのは、今とは違うのかもしれませんが、
WEBデザイナーが仕事をする職場環境というのは、
変わってないでしょう。

  1. 制作会社勤務WEBデザイナー
  2. 企業内WEBデザイナー・WEB担当者(制作会社以外の企業)
  3. SOHO・自営

で、単純に考えて、一番、未経験者に優しいのは、どれでしょうか?

そう、2番、社内のWEB担当者です。
そこでとにかく実績を作る! 当時、ビジネスサイト制作未経験者だった私は
それが一番だと考えたわけです。

考えてもごらんなさい。
制作会社で30過ぎ未経験なんて使いにくいだけでしょーー?
年功序列な日本で、上司(今でいうWEBディレクター)より年上の新人に、
「ばっかもーん、これイメージ違うでしょー」って言いにくいじゃん。
才能のある若者はごろごろいるのに、
若者にくらべて体力ないし、私が面接官だったら、縁故かよほどの経歴の持ち主か、職場にいるだけで他のスタッフを俄然はりきらせてしまうような、よく気が付く絶世の美女でない限り、絶対採らない。
もちろん、私は、縁故ない、すごい経歴の持ち主じゃない。絶世の美女でもない。
しかも、赤ん坊かかえて残業無理。そんな人だれが雇うって?

さらに、未経験でつてもないのにSOHOなんて無謀にすぎる。
当時は、ホームページなんて地方の企業はまだ重視してなかったから。
接続は、ダイヤルアップだけだったし接続料金も高かった。
それより、WORDの操作が知りたいの、って感じだった。
消去法で、2番、だけが可能性として残った、というわけ。

何故WEBの仕事をしようと思ったか? というと
「WEBの今後の発展性に期待して」とか「クリエイティブな仕事に憧れて」とか
洒落た理由じゃあないんだな。

うちは、いわゆるシングル家庭で、
うちの子は、生まれた時から片親なの。
そういうわけで、彼女が生まれるまで色んな葛藤みたいなのが
あったんだけど、そんな時、インターネットで知り合った
同じような立場の人、そうでない人、
見ず知らずの人たちにいっぱい励ましてもらった。
顔が見えないからこそ、知らない人だからこそ言えたこともあった。
心をあったかくしてもらった。
それが、きっかけ。
悩んでた私に安らげる居場所を作ってくれた
インターネットで仕事をして子供にご飯食べさしてやろう、ってね。

HDDの回転臭なんて感じる人いないと思うけど、
当時妊婦の私、すごく臭いに敏感になっててその摩擦臭で吐き気覚えながら
お役所の手続き方法とか、見てたこと思い出すなあ。

私は完全文系君。PCを始めた頃は、プログラムなんてばりばり
理系の頭の良い人がやるもんだ、と思っていたから、
WEBでの仕事の選択肢としてかろうじて可能性がゼロじゃないのは、
ホームページ、のページ作成だけだった。

ただ、妊娠して1年仕事しないでいれば、少しばかりの
貯金なんてあっという間になくなるし、
学費より、子供のミルク代のほうが大事だったわけ。
学校なんていけやしない。

ところが、インターネットには、HP作成に関する情報サイトが
いっぱいあった。もちろん完全無料。
「何とかなるかもしれん、、ちゅーより何とかしてやるっ!」

本屋でHTMLタグの参考書を買って
(Amazon.co.jpなんかまだなかったのさ)
手打ちしながらタグを覚えて練習したなあ。
生活費のために出産後3ヶ月から昼間はパートで仕事して、
夜赤んぼを寝かしつけてからカチカチカチカチ練習の日々。
うちの子は当然、0歳児で保育園通い。ごめんね、うちの子。

平行して、中小企業内WEBデザイナー募集1本に
絞って、探しました。
女性が作成するのに向いてる分野でも、
アパレルとか、ブランドとか、商品の入れ替えが激しそうなとこは、
残業がきっとあるから、子持ちの女性に優しい雇用条件でのとこを一生懸命、
ハローワークも、求人情報誌も、ネットの求人情報もいっつもチェックしてました。

収入をやりくりして、
まず買ったソフトは、Macromedia(今はAdobeに吸収)された、
Dreamweaber、Fireworks。Flashはしばらく無料お試し版を使ってました。
(しばらくってどのくらいよ?、、、と深く突っ込まないでください。
今はちゃんと製品版持ってますから・・・Flash開発チームのみなしゃん、
機能制限なしで試用させていただいたご恩は忘れません)

個人サイトは持ってましたが(タグ手打ちで作った)、
ECサイトの経験なし。独学・30過ぎ・子持ち。ということで条件はさらに悪い。
履歴書と、職務経歴書、個人サイトのURLだけじゃ、哀しすぎる。
ということで、何かアピールするもんがなければ、と思って
私は「こんなのできます」商用サイト(風)のデザイン見本と、
ActionScript付きのFlashの見本を作って面接時に見てもらうことにしました。
オリジナルのcgiなんて作れなかったから、
とりあえず、Freeのフォームメールcgiをカスタマイズして
つける。(見本だから、SSLなんて考慮の外(笑))
さらに、商品販売サイト見本は、ショッピングカートに入れるという
画像ボタン、またはフォームのボタンだけ適当につくっておく。
で、「見本ですので実際のお買い物はできません!」と、もっともらしい注釈をつけ加えとく。
だって、私が面接してもらおうとするのは制作会社のプロじゃないもーーん。
デザイン見本は1つだけじゃないから、そこまでふかーーくチェックはせんだろう、、とか横着かまえた・・・

求人応募に関しては、30歳 年齢制限みたいのがありますが、
「30歳くらいまで」ならどんといけ。
「30歳まで」でも、気にしない。
気にしてたら何も出来ない。
まず電話かけて「募集に応募したい旨+年齢が上であること」を伝える。
応募は、メールではなく、必ず直接電話しました。
メールフォームだと、スキルとか経験とかびしっと書かないと
いかんでしょ。職務経歴フォームの選考だけではねられる確率が高くなる。
電話だとこの辺、嘘つかずにごまかせる場合があります。
ついでに、熱意で押し切れる確率がちょびっとプラスされます。

中小企業の場合、電話に出るのは基本的に事務の人。
年齢言ってから、電話の向こうでちょっと間があいても、ほとんどの場合、
「ご経験は?」という質問になります。
で、向こうは当然、ビジネスサイトのご経験は? と聞いているんだけど
「はいっ! サイトを作った経験はあります」と元気よく答えるわけね。
(個人サイトだけですけど・・・、ちゅーのは腹の中だけで思っとく)
電話の相手は、事務職。制作ソフトが何か、とかソフトの名前すら知らんことが
往々にしてあります。
その事務員さんに使えるソフトはもし聞かれたら、
「WORD、EXCELをはじめとして、ホームページ作成ソフト、画像作成ソフト」とか言う。
そのソフト精通しているかどうか? 「使える」ってどこまでよ?
と聞かれることはまずありません。

とにかく、私には、面接の機会を得ることが先決でした。

こういう中小企業の募集の場合、WEB制作を詳しく知る担当者はいないか、
あるいは担当者退職のため、人員補充の場合が多いです。
学校行った若い人は、やっぱり制作会社でさらにスキル積みたい、でしょ。
でも、私が狙ったような会社は、専門学校とのつきあいとかないし、
学校に求人票を出すということは、思いつかないみたい。

前任者が退職しても、しばらくの間、後任が決まらない、
業者に頼んだけど、更新がままならん、頼んでも対応が遅いし、
うちにはHP作れる奴いないし(勉強したけど覚えるのおっくうだし)という企業から、
現在の私に「何とかならない?」と、知りあい辿ってご依頼がくることがあるのですから、
その辺は今でも多分あてはまるんじゃないでしょうか。

こんな話、続けていんだろうか、こっぱずかしい、、、と思いつつ、
3に続く、、、かもしれない。

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