2013年7月、正確に言えば6月29日以降、AdsenseのCTR(クリック率)が急降下して
収入激減ユーザがあいついでいるようで、Webmaster World で知ってからずっと
この件について観察してきたので備忘録代わりに。
(興味を持つと、長いこと観察してしまうんですよ。何につけても)

Sudden drop in CTR - Established Site
http://productforums.google.com/d/topic/adsense/Kz-9lxPw9VI

このスレッドは、2013/5/31に立てられたものだが、投稿は7/24日までで
1045件、Googleのフォーラム史上、最多、最長だろう。
(※現在は1000件になっているけれど、後で1000件が限度になったんではなかろうか。個人的にはどこの2chだと思うくらいの伝説トピックと化した)

ctrdown.gif


【症状】

  • PV(ページビュー)等のトラフィックに特に変化はないのに、ある日突然、CTRが急降下。グラフが断崖からダイビングするような落下線を描き、収益激減。(25%~ひどいものは90%以上)
  • Adsenseの管理画面を見ていると、一旦カウントされたクリックが短時間で無効化されてしまう。
  • Adsenseユーザの継続年数、サイトの種類、規模等は多岐にわたる。
  • YouTube動画掲載サイトも多いようだが、それが狙い打ちされているわけではない。
  • オリジナル記事で地道に更新した運営歴の長いサイト(=優良サイト)でも同様な目にあっている。
  • 広告表示端末については、MobileではなくPC。レスポンシブル・デザイン(PC・Mobil判別レイアウト)も全プラットフォーム同一アウト(Mobile対応なし) も関係なく発生している。
  • テキスト広告の矢印(Nessie)が設定変更してないのに消えているケースがある。

新しい不正クリックフィルタが加えられたとか言われてはいるが、この件に関して、Googleサイト上での公式見解はなく、2週間程度で戻る人もいれば、数ヶ月かかる人もいれば、戻らないユーザもいる。
だから対策もこれという決定打はないみたいだが、広告とコンテンツに余白をあけ、アコーディオンメニューが重なったりしないよう、レイアウトを見直した人は多いようだ。

さて、その周辺記事で個人的にとても気になったものがあって、最近、探しなおしてようやく再発見した。

GOOGLE TAKING AWAY EARNINGS(グーグルは収益を奪い取っている)
http://productforums.google.com/forum/#!searchin/adsense/GOOGLE$20TAKING$20AWAY$20EARNINGS|sort:relevance/adsense/Bsb4CrI2Uh4
こういうストレートなタイトルをつけるあたりが、さすが自己主張型の狩猟民族、とおそれいるばかりだが、スレ主はGoogleのBloggerでサイト運営していて収益の急速ダウンを嘆いているというか怒り狂っている。
で、気になった部分を抜粋する。

They also do not realize, that they host millions of blogs and most of the people are not webmasters and everything is so hard to understand. They have been taking away huge amounts of money since I started the adsense program and this month was way too much. One minute I have 50 bucks for the day, the next I have 2 bucks. Then they hit me big time at the end of the month when I expected almost 3 hundred in earnings. They took almost 2 hundred off my finalized earnings. How can I put so much time in for a quality site when they only pay me a hundred bucks a month.

【意訳】
Googleは大量のブログをホストしているけど、ほとんどの人はウェブマスターじゃないので(技術的なことは)難しすぎて理解できないってこと、わかってないんだ。
アドセンスを始めてから沢山のお金を奪われてきたけど、今月はひどすぎる。
ある時刻に50$収益があったかと思えば、1分後には2$。そして、月末に約300$収益と思っていたら、最終的にドカンと一発、200$減らされた。
月に100$しか稼げないのに、高品質のサイト作成にそんなにたくさんの時間をさけるわけないじゃないか。

読んだ時、あ、そうなんだ、と思った。太字の部分は、特に私にはなかった発想だった。
私の個人サイトの場合、自分が好きでやってることに好きなだけの時間をさいているだけだし、そうでなかったとしても、サイトの中身は丁寧にオリジナルを作るべきだと思っているから。

「はじめに収益ありき」
ブログに広告コードを貼るだけで、広告がクリックされるだけで、稼ぐことができるので、収益をまず目的にしてブログなり、サイトを開設し、収益が上がりもしないのにコンテンツの充実なんて考えられるか、ってことなんだろう。

先行き不透明な昨今、気持ちはわかるんだけれども、とにかく収益をあげる目的で、公式のプログラムポリシーとか著作権とかも読まずに、アヤシイ情報商材屋さんなどの裏技テクニックだのに手を出して、結果、Adsenseに限らず、規約違反や完全放置のサーバゴミがどんどん増える方向にいってるのかなあ。

最初に収益ではなくて、コンテンツありきだと個人的には思っているんだけど。

もちろん、お金を稼ぐことについて否定する気は毛頭ないし、収益が上がらなければモチベーションが下がることも充分理解できる。しかし、何事においても、そんなに簡単に稼げるわけないじゃないか、とも。

フォーラムで、冒頭のCTRの低下記事をはじめ、ポリシー違反で出稿停止、再審査等の記事を読んでいると、今年のAdsenseホントにやる気というか、厳しくなったなあ、と思う。
ルールや取締りが厳しくなるのって、基本的に、それを守らない人が増えて、現行では対応できなくなった場合だ。

現在は、審査方式も二次審査方式に変わっていて、ある程度のインプレッション(PV)があって、はじめてサイトの内容等の審査になるようだ。今はたいしたPVではないみたいだが、この閾値が将来数万PVとかに引き上げられでもしたら? と心配になる。

生き方も考え方も人それぞれ。ことの善悪を語る立場でも、そのつもりもないけれど、今はまだ小さな子供たちに、これから5年先、10年先、気軽にサイトをマネタイズする手段として取っておいてやりたい。子供好きな人間として、親として、年取ったインターネット好きとして。

自力で広告主を募集することもなく、Googleが入れ替わり立ち代わりスポンサーをつけてくれるのは、サイト運営者にとっては素敵なことだ。

ただし、そこに全面的に依存するのもまた、よろしくないと思っている。結局、他人のルールブックの上で踊っているにすぎないわけだから。

で、この無料素材倶楽部がどうかというと。
夏ごろ、CTRがぐーんと下がったかと思えば、最近はCTRが自分の期待値より高すぎて困ってみたり。つまり、上記フォーラム記事のようなCTRダウンも、びっくりするほどの収益確定時の減少も、数ヶ月時差をつけて経験したってことだ。開設時から運営方法の変更なし、オリジナルの記事のみでやってるサイトなんだけど。そういうことは常に起こりうる。

CTRが下がる→収益下がる。CTRが上昇→CPC(クリック単価)暴落→収益下がる。
どっちにしろ収益低迷方向へいくわけで、思うようにはならない(笑)
まあ、悩んだところでどうにもならないので、アクセス・収益は、Google、広告主、訪問ユーザが決めた、このサイトの査定と納得してる感じ。(しばらく気にしてみた結果として、そう思うことにした)

自分の感覚では広告とコンテンツは昔は別物だったけど、今の感覚では、広告もサイトのコンテンツのうち。
自動とはいえ、出稿していただいているからには、できるだけ広告主にとってよいユーザを送ってあげたいとは思う。
何故、そんなことを言うのか? 出稿側を経験すればきっと分リマス。不正クリックとかやらかされた日には、出稿側は、はらわた煮えるから(Adwordsじゃないけど、過去にいくつか経験あって、他人の予算預かってたから報告するのがつらかった)

Adsenseユーザのために2012年11月~熱血Adsense部というのが定期的に開催されています。
幸いにも参加させていただくことができましたので、まずは、Adsenseのスタッフの皆様へ感謝するとともに、個人的感想を記載しておこうと思います。

GoogleJapan太っ腹です。
(ご本家米国ではこんなイベントやってない)。
Adsenseの最適化・Analyticsを初めとするツールの使用法のみならず、「サイト作成の王道」を事例をまじえて、無償で学ぶことができます。
セミナーも開催されています。
動画はまとめて以下から見ることができます。

熱血!AdSense 部
http://www.youtube.com/playlist?list=PLNYf9BBE19R7mG_qQeiwlq7RzIehdVuak

あとは、個人の感想です。

「無料素材倶楽部」については、「Adsenseの収益を目的に」開設したものではありません。

  1. どんなサイトでも運営維持するには運営費用がかかります。それをまずはまかなえたらいいな、さらに+αがあればもっと嬉しい。
  2. アフィリエイトやPPCの出稿担当者でしたので、ついでに個人サイトで自分データを取っておこう。

この2つ。

だから、このサイトは最初に「キーワード」需要だの「収益率」とか考えて作ったわけではありません。
テーマも自分があまり無理せずできそうなこと。それだけ。
更新もしたりしなかったり、ほったらかしも日常茶飯です。
しかもリピートで訪問してくれる人には広告表示しない、とか、表示確率を減らすようなこともしておりました。
(自身が情報検索で他人のサイトを閲覧する時、邪魔くさいと思っていた時期があったので。今は興味を引けばさっさと他サイト広告クリックしてます)
というわけで、日々の変動などは管理画面で気にしながらも、特に目標設定もしてませんでした。

収益もおそらく一緒に参加させていただいた方々と比較したら、下から数えたほうが早いでしょう。
それが、課題を与えられて、初めて自己Adsenseサイトで有タイムリミットの「自己目標設定」をすることに。
「期間内にXX%収益アップ!」
やっぱり、参加するからには目標達成したい、ではないですか。

参加中、
1.期間(タイムリミット)内クリア目標設定。
2.逆算して日割り平均上乗せ額の算出。
3.目標達成のために、自分のできることは何か考える。
4.無理にでも時間を作って作業する。
5.結果の数値を見て手直ししつつ目標クリア額まであとxx円と焦る&祈る

3~5を繰り返す間に、Adsense部の週一イベントハングアウトオンエア(ライブ配信)がある感じでした。
時間の都合で中々ライブでみられず後で見させていただくのが常でしたが。

さて、1~5まで見てみると、Adsenseに限らず、社会人の多くが仕事として利益をあげるために
普通にしているようなことではないですか。

仕事のようにとらえているか、いないか?
収益あがったらいいなー、とか思って管理画面を眺めつつ、考えているようで「真剣に」考えていなかった自分に、まず気づいたわけです。(<バカじゃん。)意識の違いだけではあるんですが、とても重要だと思いました。

「期限があるから先延ばしできない。目標クリアすべく、精一杯一日一日できることをやる」
もちろん目標達成できなかったからといって懲罰もありませんけれど、意識が違えば、「取り組み方」というものが確実に違う、と私の場合は断言できます。

前月、前年の数値からの自己予測では、達成してもすれすれラインと思えましたが、予想よりよい数値でクリアすることができ、後で記念品までいただけて、嬉しかったです。

さて、熱血Adsense部は、これまでテーマを変えながら数期に渡って開催されていながら、私が実際にちゃんと取り組んで「修了」したのは1回だけです。
体調を崩したり、気力・体力ともに続かなかった。
ちゃんと意識して取り組んだ期間は小躍りするほど上がったんですが、その後すぐ、グラフはΛ(ラムダ)字を描いて落下しました。
規約上、収益グラフをお見せできないのが残念ですが、角度が惚れ惚れするほど美しいΛで(笑)

仕事のようにとらえているか、いないか?で取り組み方、真剣さが違う、と書いた言葉に嘘はないのですが、同時に田舎で細々ながら、他人のサイトの数値を上げてなんぼ、の仕事をしてきたような身には、趣味としてはじめたサイトで目標まであとXX%、あとXX円・・・の日々のカウントダウンは、精神的にヨロシクナイ、とも感じました。

このサイトでは、素材ページで、もし少しなりと素材が役にたった場合は、dff.jpさんの1クリック募金を訪問してくれた方にお願いするとともに、
Adsenseの収益の一部を寄付で運営しているWikipediaに募金するようにしています。
収益が上がれば、こんなちっぽけなサイトより、もっと有益なサイトの運営に微々たる額でも増額協力できるはず。それなのに、きちんと目標をたてて、自分で作成した予定表の通りに作業をしていくことが、
「楽しいのか?」
と自らに問えば、うなずけない。

誤解のないように申し上げますと、Adsense部のカリキュラム、動画自体は素敵なのです。
素直に1度やってみただけで、このサイトの収益はアップしてますから。
目標達成後、さらなる高い目標を設定し、行動しつづけない私がいかんというだけで。

結局、私は心の奥深いところで、統計だのセオリーだの利益だのトレンドだの全無視で気楽に好きなように作りたいだけなのかもしれません。
甘ったれ! と言われればそれまでなんですけれど。

考えてみれば、Googleにはこれまで”無償”で当り前のようにお世話になりっぱなしで、
わずかなりと役立とうともしてないのは、よろしくないと個人的に思いました。
大したことはできそうにないですが、ROMるだけだったGoogleのAdsenseフォーラムで100回発言することを次の目標にします。
全然知識豊富ではないですが、調べて参考URLへのリンク貼るくらい、私にもできるかも。

週一回で約2年。
3日に一回で約10ヶ月。
1日一回で3ヶ月強(これは無理)
達成まで先は長いけど、地道にカウントダウンしながら頑張ってみます。追記:目標数 完了10/23

無料素材倶楽部は、これまで何度か有害サイト(ウィルスかマルウェアかは知らん)判定されてきました。

ウィルスサイトと誤判定されていた日々-通りがかりのWeb管理者さんへ
http://sozai.7gates.net/blog/docs/virus-alerted/
またもウィルスサイトと誤判定される-Yさんへの感謝状
http://sozai.7gates.net/blog/docs/virus-alert2/

その都度誤検知であったのですが、実は今年1月にはまた誤検知(おそらく)が原因で、人生初のサーバアカウント凍結の憂き目にあってしまいました。
私の場合、リアルタイムではどうしても冷静さを欠いて誤解を招きそうな気がして、常に後日談のような形になってしまうんですが、サイトを運営する上で、こういうケースもあるよ、と参考までに。

今年2013年1月19日、サーバー上にアップロードしたプログラムの脆弱性を突かれる等により不正なファイルをアップロードされた可能性が高い、ということで、ファイルのリストと共に、サーバ会社(Xserver)からアカウント凍結および
「全削除して構築しなおしてね」という意味のメールがきました。
このサーバでは、アカウントが凍結されるとすべてのURLへの応答は403Forbiddenになります。
自サイトでどこまでも続く403を見るのってそこそこ心臓にこたえます。
「ええええええ、不正アクセス~ぅ!?」
「凍結」経験が一度もない我が身にとっては、アカウントともども、自分も凍りついた感じ。調べてみると

  • PCについては定期的にウィルスチェックは行っており、感染はしていない(インストールしているソフトを信頼するとすれば)。
  • その後、リストアップされたファイルをDLしセキュリティーソフトでスキャンしても何もでない。
  • 検知される前のファイルと差分チェックしても特にない。
  • さらに、目視でチェックしても、差し込まれたソースは見当たらない。
  • DBの変更も特に見当たらない。
  • ソース内に変なリンクはないし、該当URLのページをローカルサーバにおいて、ブラウザ表示しても、どこかに勝手に接続して何かを勝手にインストールする等、怪しい動作はしない。

これまでの経緯と、上記の点から、「ひょっとしてまた誤検知?」と疑念が湧きまして、その旨を書き添え、再度、詳細を訊ねるメールをサポートに送ったところ、
「会社で使っている某社外部サービスでウィルス検知したため、社内で精査したところ、同様な検知をしたため今回の凍結となった。ファイル誤検知があったか否かについては自社では特定は難しい状況なので、某社に直接聞いてくれ」
という意味の回答がすごく丁寧な言葉で送られてきました。

その回答内に、某外部サービスのウィルス検知URLと問合せ先(別々のURL)が記載してあったので見てみますと、そのサイトに以下の記載が。

DISCLAIMER
This service is provided “as is” and “free” (and may be cancelled or changed by the provider at any time), without warranty of any kind, express or implied, including but not limited to the warranties of merchantability, fitness for a particular purpose and non-infringement. In no event shall the provider of this service be liable for any compensation, claim, damages or other liability, whether in an action of contract, tort or otherwise, arising from, out of or in connection with this service.

上記の英文、要は「免責条項」で、無償・無保証で提供しているサービスなので、不都合があっても責任取れんし、クレーム受け付けません。というような意味です。

これを知った時点で、頭にこなかったかというと嘘になります。
自身がそれを知っていて使用したサービスではなく、契約したサーバ会社の都合だけで使用している(当然、フリーウェア/免責条項も知っているはず)、それを顧客の私に直接問い合わせろ、と言っているわけですから。
しかも、上記の免責については、英語サイトですが、その企業サイトは別ドメインの".de"。そう、ドイツのサイトです。
英語で記述されたページに関する問合せをドイツ人に書け!と言っているわけです。


「免責条項付フリーウェアに誤検知の問合せしても無駄じゃん。逃げの一手を打ちやがったなー!!」
その点に関して、怒りがふつふつ湧いたことを覚えています。

けれども、そこに関してサポートにクレームをつけたか、というと答えは「NO」です。

理由は2つあります。

サーバ凍結→自己検証→サポート依頼メール送付→回答を待ちながら、48時間程度経過した頃でしょうか、Googleの検索結果から当サイトのURLが消え始めました(圏外に飛んだというのが多分正しい)。
このまま徒に時間を過ごすのは超まずい。とっとと全削除してクリーンに再構築し、凍結を解いた方が現実的で早いと考えたのがまず一つ。

あともう一つは、サーバ管理者は"組織の一員として"「社内規定」にのっとってマニュアルどおりに処理を行っているわけで、契約者個々の思惑より、サーバ自体の安全な運用が優先するのは当然だからです。

私は仕事であれ、個人使用であれ、レンタルサーバのサポートにメールを送ったことはほとんどありません。
ただ、送る必要がある時は、何故かほとんど週末になって、今回もやっぱり週末、だから、回答は日曜はさんで翌週と思っていました。それが土曜に丁寧に回答をしてくれまして待ち時間が短縮できた分、とても有難かったのです。
これまで、他のサーバ会社で土日回答してくれたことはありませんでしたので。

共用サーバ内で、不正アクセス、ファイル改ざん・設置とか言われて、まず自分が置いたファイル、または使用しているCMS等の脆弱性をつかれて、隣人ユーザにご迷惑をかけてしまったのか、とか、踏み台にされて大量のスパムメールを送られているのか、とか心配しましたが、そこはないと確信できたので一安心してましたし。

誤検知か否か? という点においては、個人的には現在においても誤検知と判断しています。
けれど、検知したファイルについて全ログをいただけたことで、ソースのどの部分が、ウィルスなりマルウェアなりと検知されてきたのか、ようやく完全に分かりましたし(一行のjavascript)、ほったらかしのテスト用ごみファイルもお片づけできました。

サーバ・セキュリティ管理って基本的に「よくやった」とほめてもらえない仕事です。
ちゃんと運用してて当たり前。不具合・障害でも起こったら、ユーザにぼろかすに言われます。
メンテナンスは基本、夜中仕事、障害起きれば休み返上当たり前なのに、いつも夜中仕事ありがとうね、とかお礼言ったことのあるユーザって皆無に近いのではなかろうか、と思えてきて。

契約以来、このサーバについては、多少重くなる程度のことはあっても、障害知らずでのほほん運営できてます。
この機会に、契約期間分(5年以上分)の「ありがとう」をちゃんと言葉にしておいてもよいのではなかろうか?
というわけで、担当していただいたサポートスタッフの方に精一杯お礼を述べて終了にしました。

当時、免責条項を見た時点で、問合せを送る気は失せましたが、もし同様な目にあった場合、海外に問合せをするなら、以下のような英文で言いたいことは通じるでしょう(多分)


Dear Sirs and Madams

I'm Hoge Hoge (自分の名前),the owner(/or a staff) of "xxxx.com(ドメイン名).
Recently I was notified that some pages(or files) of my site were detected as malicious
by your security tool(セキュリティ・ツール名).
Detected URLs list:
(検知されたURLの羅列)


But I don't think these urls are malicious after careful investigation by myself.
It might be a kind of misdetection.
I'd appreciate if you could reply whether or not the listed urls were misdetection.

Best Regards

XXXXXXX(名前)
******@xxx.com


意訳

xxxx.comのオーナー(運営スタッフ)をしております、HogeHogeと申します。
最近、私のサイトのページが、御社セキュリティツールで
”有害”検知されたと知らされました。
しかしながら、当方で精査しました結果、有害であるとは思えません。
誤検知かどうかお知らせいただけますと有難いです。


もちろん、免責があれば華麗にスルーされるか、または、それを盾にしてFA(ファイナルアンサー)。
免責なしだとしても、自分自身が直接のユーザでもなし、セキュリティー上、どこがどのように
まずいのか逐一教えてくれる確率は非常に低いと思います。とはいえ、
対応してくれるスタッフによっては誤検知か否か? Yes/Noくらいは教えてくれるかもしれません。

全サイト403 Forbidden を喰らっているような状態では、相手に
ソース、キャプチャ画像等を一式送る必要があるでしょう。また、
自分が正当なサイトオーナーであるかどうか、という証明も必要かもしれません。
・・・・・思っただけで、超だるいです。

個人の趣味用に借りているサーバスペースなので、しのごの言わずに
公開ディレクトリ全削除・DBリストア・再構築がベストチョイスだと思いながら、同時に
自分はECやビジネスサイトの担当者でオーナーが他人、誤検知・アカウント凍結→
海外に問い合わせろという対応をされた場合、どう対応するのが正解なんだろうと思ってみたり。
ともあれ、二度と「凍結」経験はしたくありません。

最後に、自サイトURLが検索結果から消えていくのを発見した時、
関連検索で「無料素材倶楽部 表示できない」という検索をしている人(というか検索語)を見まして、ちょっと涙する想いでした。
こんな吹けば飛ぶよな、間に合わせ用素材サイトであっても、表示できないのは何で? と疑問に思って探してくれた人がいたのね、と思うと、維持していく意義はあるのかもしれないなあ、としみじみ。

数日前に、某社セキュリティ運用管理をされている
Yさん(仮名)より大変親切なメールをいただきました。
ウィルスサイトと誤判定されていた日々-通りがかりのWeb管理者さんへに書きましたが、またも、わがサイトは、McAfee社のソフトでVirusScan Alertを出されていたとのことです。

Yさんのご勤務先社員の方が幣サイトを閲覧してウィルス報告されたんでしょうね。

わざわざYさんは、該当ページソースを確認して「問題ないのでは」と判断してくださり、McAfee社へ調査依頼をかけてくださったのです。
結果、「誤検知」との回答を得たとのことでした。
そして、その後の、パターンアップデート適用後、アラートは消えた、とも書いて下さっていました。

McAfeeのソフトをインストールされていて、VirusScan Alertを見てご不安に思われた方がいたら、本当に申し訳ありません。

そして、Yさん心からありがとうございます。
この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。

なんの義理も利害関係もないのにお忙しいなか、わざわざ、ソース(汚い・・・)を読んでくださったうえ、McAfee社に調査依頼、回答を私にメールで教えてくださるなんて。

私、いつのころからか、この世で最も大切なものの一つは「時間」だと思うようになりました。

今、私がこれを書いている瞬間も、今、これを読んでくださっているあなたのその瞬間も二度と戻ってはこない時です。
大げさかもしれませんけれども、人生のどの時間もすべてまき戻しできはしません。

このサイトのためにYさんが費やしてくださった時間。ひょっとしたらもっとYさんにとっては素敵なことができたかもしれない、その時間を、一面識もないサイト運営者のためにさいてくださったこと、何よりありがたく、ご厚意が身にしみました。

小規模ではありますが、趣味でこの素材配布サイトを続けてきて、自分一人で作り続けてきたつもりでしたけど、アクセスしてきてくださる皆さんに支えていただいているおかげで続けてこられたのかもしれないな、と、しみじみ感じました。

「ディスプレイの向こう側には常に人がいる」
その方がどんな顔をして、どんな暮らしをしているのか私にはわかりません。
けれど、ほんのわずかでもよいから、きてよかったな、と思えるようなデータを残すことができたらいいな、と思います。

Yさんと、そして、アクセスしてくださる皆さんに感謝しながら、ちょっと幸せな気持ちで今日はもう寝ます。
もちろん、Yさんのお住まいの地域には今後、寝るときに足はむけません。

おやすみなさい。

流通ジャーナリスト金子哲雄さんが逝去されました。享年41歳。
若すぎる。
肺カルチノイドという腫瘍の一種で、手術できない場所に手術できない大きさであったそうです。

テレビに出演されているのを見るたび、凡人の私は、流通に関する専門的な知識より
「恐るべし節約・値引き術!」と感心させられておりました。


若い働き盛りの有能な方の訃報、そして不慮の死を遂げられた方のニュースを見ると、ご本人の想いや残されたご家族のことを想いながら切ない気持ちになります。

誰しも「その日が自分の最後の日」であることを知ることはできません。
普段、常にそのようなことを考えていることはないですが、この世でもっとも大切なのは「時間」なのだと、改めて思い知らされます。
お金のように、寿命をほんのわずかずつ皆で寄付して、まだ逝くには早すぎると思う方の命の時間を延ばしてあげることも、延ばしてもらうこともできません。
何かの罪のように、執行猶予もききません。

「生きてやりたいことはいっぱいあったはず」
今日目覚めて、平凡ではあるけれど、ちゃんと生きられていることに感謝したいと思います。

以下、
金子哲雄さん 私の職務経歴書より(ボブ内藤さんインタビュー記事)

心に刻まれた教え。それは、
「その日から儲かる商売をしなさい」

-----最後に、金子さんに今後の目標をうかがいましょう。

「ズバリ、一生働き続けることです。そのためには、死ぬまで社会から必要とされる存在にならなければならないということです。私は今、39歳ですから、あと40年くらいは買い物情報の提供者としてやっていきたいですし、それは可能なことだと思っています」


このサイトは、しばらくの間、ウィルス/有害サイト認定を受けていました。
私の知る限りでは、TrendMicroとMcAfeeさんのソフトから。
他のソフトもあったかもしれませんが全部調べようもありません。

こちら
2009年9月14日
通りがかりのWeb管理者さんから
このページからVirusScan Alertが発生していますよ。

というコメントをいただいています。
もう3年前になります。

今回、その通りがかりのWeb管理者さん一人に向けて書かせていただいてます。

3年も前のことを何を今更なんですが、経緯を含め、回答さしあげる時期を逸してしまい、それが、ずっと気にかかりつづけていまして
申し訳なく思いながら長くなりますが、この記事で経緯報告も含め、心から感謝とお詫びを申し上げることにしました。

結論から先に申し上げますと単なる誤判定だったと思います。
原因は多分、私自身がサイト自動更新のためにだけ特定ページ内に差し込んでいたコードかと。
CRONがうまく動作しなかったため、その場しのぎで外部jsからcgiで更新プログラムを実行させるようにしていたもの。

ただ、セキュリティーソフトの有名どころから全部ウィルス/有害判定されたわけでばなくて、正確なところは、該当ベンダーさんに質問するチャンスが持てなかったので今でもわからないのです。

当時使用していたNOD32/Avast/Kaspersky の3種はウィルス/有害判定されませんでした。
ソースを見ても、私が書いたコード以外に何も勝手に差しこまれて
いません。よそ様のスクリプトは広告のADSENSEのみです。
googleの広告が表示された時点で、勝手に何らかをダウンロードさせようとするとか、考えられないですし。

このサイトは、MTで作成しているんですが、MTのモジュールとかが知らない間に書き換えられて、HTMLを吐く前後で何かしているとか?
とも思ってファイルの変更等も含めて見ましたが何も異常ありません。
共用サーバですから、基本のサーバ管理はプロがきちんとして下さってます。

なんかの間違いでは? 最初はそう考えました。

が、こんなサイトにわざわざコメントを残して何の得になるわけもないですから、何かあるはず。もっとちゃんとチェックして、答えよう、と調べていたんです。

VirusScan Alert というのをメッセージを出すのが、使用したことのないMcAfeeのソフトだと言うことが分りましたが、手元にありません。
で、期限が残っていながら使用していなかったTrendMicroのVirusBusterがあったことを思い出し、PCの一台からセキュリティソフトをアンインストール、ウィルスバスターをインストールして
アップデート後、サイトを表示させてみると・・・・・
出ました。
「有害サイトの文字」が。

でも、
"いくらソースを見ても、私が書いたコード以外はない・・・・"
"CMS代わりに使用しているMTファイルも異常なし・・・・"
となると、jsファイルと広告くらいしかないんですね、もう。
Flash、Java、なにも使用してないんです。このサイト。
ダウンロードさせているPDFもありません。
念のため書き添えますと、CSSにビヘイビア設定もまったくありません。
一旦広告もjsも全部取り除いて再スキャンしてみましたが、それなのに、Alertが消えません。
勝手にどこかのサイトに接続して、何かダウンロードさせようとしているとかまったくないんです。何度繰り返しても。
何のウィルスかという名称すら出ません。
でも有害???

で、よく見ますと、但し書きに
「有害サイトではなくても検出される場合もあります」というような
意味のことが小さく書いてありまして、有害でない場合報告するようなボタンがあったんです(私の勘違いでなければ)。
で、クリックすること数度。
数日たっても何の変化もありません。
何の変哲もないHTMLだけのページが、まだ「有害」判定されてました。

「まさかこんなサイトのURLがウィルスサイトのデータベースに入れられたとか?」

当時、急に毎日数百通単位でスパムメール、添付ファイル付ウィルスが届くようになって、頭にきていたことを覚えています。
仕事その他しなければならないがいっぱいあって、体調不良でストレス一杯な日々でした。

その上、趣味サイトまでこんな目に・・・・
時間がないのを言い訳にこのサイトは放置状態になっていましたし、
いつから、ウィルス判定されはじめたのか、正確なところもわかりません。

問い合わせして確認できるならと、TrendMicroさんのサイトで探したんですね。問い合わせ先を。
ところが、ないんです。
製品購入、更新手続きとか、購入者のソフト使用に関する問い合わせ窓口はあっても、
「自分の運営サイトが有害判定されてますが、何をもって?」
というようなことを聞けそうな窓口が。
ちなみに現在は、リアルタイムチャットもあるし、メールは
シリアルだけで問い合わせできるようになっててぐぐっと親切です。
当時は別にお客様番号-現在のGUIDがそれにあたるのでしょうが
任意項目になってます-みたいのが必須だったような記憶があります。
電話での問い合わせではいまだ必須のようです。
電話しても、まず自動応答で振り分け、お客様番号が必須(使用してなかったソフトなので覚えてない、探してみたがない。
残念ながらTrendMicroにもMcAfeeにも知り合いはいませんし。

普通に考えてディスプレイに表示されつづけている老舗セキュリティーソフトベンダーのウィルスアラート?を目にしながら、
まったく面識すらない小さなサイトの管理人が
「おそらく誤判定です。かくかくしかじか」と
報告したら、どちらを信頼するでしょう?

私は、原因不明のまま、「多分、誤判定」といっても信頼性ゼロじゃなかろうか? そう思ったのです。

ただ、何かダウンロードさせようとしたり、変なサイトに飛ばしたり
というようなことはない、というのは確認できたので、
もう、お越しになった方の判断におまかせするしかない、
何でこんな目にあわねばならないのだと、あきらめた、というのが正直なところです。

その後、いつの間にか、TrendMicroからの有害サイト認定は消えたようです。
はじめて私が確認してから、2~3ヶ月経過していたでしょうか。

けれど、通りがかりのWEB管理者さん、あなたにはやはりきちんと判っているだけでも、その時点でご報告すべきだったと後悔することしきり。

何も言わないでいたほうが、かえって
「やましいところがあるから何も言えないんだな」と
思われてしまうんじゃなかろうか?
そんな可能性に思い至りながら、もう数ヶ月過ぎている。時期を逸してしまった。いまさら、、、、、、とか、過ぎたことをいろいろ考えてもしかたない、でも、、、折りあるごとに思い出しては、やっぱり良くないと感じるのです。

ウィルスアラートのご報告を受けたのは、この1回限り、その後、
他の方にもお願いして確認いただきましたが問題はない、ということでした。

おそらく、あなたがこれを目にすることもないでしょうが、連絡先がわかりませず、こちらに記載することにいたしました。

その節は、親切にご報告いただいて本当にありがとうございました。
あなたに当時の経緯を報告して、感謝とお詫びの言葉を申し上げたかったのです。

ご多忙と思いますが、体調にはくれぐれも気をつけて
どうぞ素敵なサイトを作ってくださいませ。

祝!素材総数7777

早いもので、無料素材倶楽部足かけ丸4年、今年5年目に入りました。

更新していない時期もままあったりして、ひたすら地味に運営してきましたが、このたび素材の総数が7777点になりました。

ゲンをかつぐタイプの人間なので、なんか個人的にとても縁起がいい気がしておりましたところ、なんと、その直後にうちの子がインフルエンザで高熱を発してしまいました。

というわけで、超ラッキーな7777の幸運が、私のかわりにこのサイトに訪れてくださった皆さまに訪れますように。

YSTが消える日

MSとYahooが2009/7/29(米国時間)にインターネット検索分野で提携すると発表。
ヤフーは7月30日、「Yahoo!JAPANの検索エンジンにもBingを採用する可能性が高い」とコメント。
GoogleのMatt Cutts氏はブログで、「MSとYahooの提携で得したのはどっちだと思う?」というPoll(投票)を立てている。
ヤフーの株価は、29日、急落。

世界ではGoogleのシェアは圧倒的だけれど、日本ではYahoo!。
日本Yahooは、アルゴリズムに独自改造をほどこしてきたようだけど、それも終了。
YST対策に時間を費やしてきた日本のビジネスサイトオーナーは、こぞってBing対策へと走らざるを得ない。
多くのYahoo! Japan ユーザーは、Yahooの検索エンジンが、Bingに変更になることすら知らずに検索を続けるか、知っても「どっちだっていいじゃん」派が主流だろうに。

個人的には、Googleのlink:コマンドは使えない(意図的に使えなくしてある)代物なので、Y!の「link:」「linkdomain:」が使えなくなったらイヤだなあ。
ついでに、リクナビ(B-ing)が微妙に気の毒。日本人には「ビーイング」=「就職・転職情報」だったはず?

諸行無常の響きアリ。盛者必衰、適者生存。

日本のヤフーも「Bing」採用へ 

無料素材倶楽部へお越しいただきましてありがとうございます。
ふと気づけば、100万アクセスをこえていました。
地味な個人サイトではありますが、うちの子と楽しく更新させていただいてます。更新する気持ちを保てるのもアクセスしてくださる皆さんのおかげです。

ささやかではありますが、感謝の気持ちを込めて著作権フリーのホームページ用素材を配布させていただきます。アイコン・サイドメニューバー素材、ヘッダー画像素材です。

100万アクセスありがとう!著作権フリー(パブリックドメイン)素材ダウンロード

また折々にこうした素材を増やしていけたらいいなと思っています。ほんの1つの素材でもお役に立てましたなら光栄です。今後とも宜しくお願いします。

ホームページ用のテンプレート配布サイトを別途オープンしました。

無料ホーム-ページテンプレートのTEMPLATE GATE

商用、個人問わずすべて無料でお使いいただけます。すべて実際の表示をプレビューで確認できますので、見て気に入ったものがあればダウンロードしてお使いください。

これまでサンプル作成したものから、使い勝手がよさそうなものを置いておくことにしました。テンプレートとして、あるいは、アイコンやヘッダ画像のストックとして少しでもお役にたてば嬉しいです。このサイトの見た目よりは、普通に「まし」かも(爆)